いただきますJP moku オンラインンストア『あぁう米』
小麦を食べることは穀物食ではないのか
しかしそこで、パン即ち小麦を食べるのは同じ穀物食ではないのか、どんな違いがあるのかという疑問が湧いてきます。「同じ穀物なんだから、パンでいいじゃないか」と思うわけです。それで「私はパンを62.5%食べます」などというと、今度はどうなるかです。麦というのは、寒冷なところで、比較的乾燥帯でたくさんできます。ところが、お米というのは温帯モンスーン、高温多湿のところでできるのです。だから高温多湿な環境の影響をたくさん受けるので、病気にならないように、お米という植物は高温多湿から身を守る術を作ってきたわけです。例えば土壌に水分が多いので、吸い込んだらすぐに気化させる必要があるわけです。それで葉っぱの裏に気孔という水分が蒸散する孔をたくさん作りました。それで、自分が水の滞る病気にならないようにしたのです。一方、麦は気孔の数が稲よりずいぶん少ないのです。これは水がどんどん蒸発していったら困るからです。乾燥してしまうから、水をできるだけ保とうとするために気孔の数を少なくしていったわけです。
そして一方、麦をたくさん食べてきた人と、米をたくさん食べてきた人では、食べたものの影響を受け、またそれによって体質が決まってくるので、我々日本人は汗を出すために汗腺が白人より多いのです。つまり、植物の稲の気孔、水分を出す穴というのは、我々人で甘えば汗腺なのです。だから米をたくさん食べることで汗腺を発達させ、発生させるわけです。そういう人が、パンばかり食べたらどうなるでしょう。汗腺の働きが損なわれ、皮膚は乾燥してきます。水分を出さない働きをするので、例えば、アトピーなどを増悪させていくのです。アトピーの人は乾燥して汗が出にくい体質なのです。つまり、違った気候風土の所でできたものを食べると、違う風土の人たちは生理的異常を起こしやすいのです。だから日本国内では、温帯モンスーンの国内でできたものだけを食べると、この国に住みやすい体質ができるということです。だから滅多なことで、外国でできたものを食べてはいけないということです。これを「身土不二の法則」といいます。体と土地は同じもので、土から体が生まれたんですよ、と言っているのです。だからその土でできたものを食べれば環境に適合するということです。

ところが、我々は見たことの無い土地でできたものを食べるわけです。そうすると、その土地に適応する体、生理状況を作ってしまうので、この国では住みにくい状態になるのです。例えばアトピーの人がヨーロッパに旅行すると、すぐに軽快する人がいます。つまり、向こうの気候風土にふさわしい体質に作り上げてしまっているということです。あちらは乾燥していますからね。汗が勝手に蒸散しやすいのです。今までに、パンを食べることで、ヨーロッパに住みやすい体質を作っていたということです。ご飯とおかずの割合が大体6: 4から7: 3という食事法をしていくと、日本の園、気候風土でイ主みやすい体質が出来上がり、環境に適応できるようになります。これが自律神経が正常になるということです。自律神経失調症というのは、結局食のこういったバランスを崩していった結果なのです。
では、どうするのか。おかずがごはんを超えないようにして食べる。一食にかならず豆か豆の加工食品をつける。お味噌汁や豆腐、高野豆腐などですね。これを基本食といいます。どんな病気の人でも、この基本食をやっていくと、非常に回復しやすくなります。しかも、病気の重さによって割合を変えていきます。今の健康を維持したい人は、できるだけおかずから肉を減らしていきます。何か疾患、病気を持っている人は、おかずは食べない。そして、さらに悪い人は、体を応援してくれるような食べ物を考えていくのです。そこで次にはこれまでにどんなモノを食付ていたのかという体質などの個別性という話になります。
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